梅毒とは? | |||||||||
梅毒は、トレポネーマ(Treponema pallidum)という微生物を原因とする感染症です。コロンブスの探検隊がアメリカ大陸から持ち帰り、ヨーロッパに広めたのが有力な説となっており、日本では1500年代に入って来たと言われております。オーラルセックス(口内性交:口や舌などを使用して行う性行為全般)やアナルセックス(肛門性交:肛門や直腸を使用した性行為)も含む性行為全般により主に感染する性感染症(または性行為感染症)の一つです。また、日本では少ないですが妊娠中や出産時の母子感染により子どもに感染する先天性梅毒も報告されています。 | |||||||||
日本の発生状況 | |||||||||
日本では「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」により梅毒患者を診断した医師は、届け出が義務付けられております。2011年から患者報告数が増加しはじめ、2019年(患者数6,577人)の届出があり、2018年の(患者数6,923人)から若干減少しています。 これは、2010年に前年を下回って以来のこととなります。 | ![]() |
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都道府県別では、東京都からの届出数が1688人、次いで大阪府1085人、愛知県362人など大都市からの報告が多くなっておりますが、人口10万人あたりの届出数では東京都12.3人、大阪府12.3人、岡山県9.8人となります。(ただし、届出医療機関の住所によるもので、患者住所ではありません)。 | |||||||||
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男女別に年齢別構成比を見ると、男性では20代から40代で全体の74%を、女性では20代が52%を占め異なる傾向が見られた。このことから今回の梅毒患者数の増加に、性産業が強く関係していると考えられている。 | |||||||||
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三重県の発生状況 | |||||||||
2012年に3人であった患者数が、年々増加し、 2019年には77人まで増加した。女性患者数が 2018年の13人から25人と大きく増加した。 (男性患者数は2018年の49人から52人と微増) |
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三重県内各保健所にてHIV検査やエイズ相談などを行っています。(詳しくは、各保健所にお問い合わせください。)HIV検査の他に、B型肝炎ウイルス検査、C型肝炎 | |||||||||
ウイルス検査、梅毒検査も行っています。検査・相談は匿名・無料で受けることができますので、名前や住所を知らせ | |||||||||
る必要はありません。少しでも不安のある方は検査を受けましょう。 | |||||||||
リンク集 | |||||||||
性感染症(厚生労働省) | 梅毒とは?(国立感染症研究所) | ||||||||
梅 毒 |